2周年
- 本日で手術から2周年。
- 朝、妹が祝いの品をくれる。日中は、仕事で思い出す間なし。
- 夜、母の観ていた「宇宙戦争」をちょっと観て、怖すぎてヘコみそうになりつつ、結末に安堵(ネタばれすみません)。文字どおりの「絶体絶命」を強く感じたとしても、九死の中に一生を得ることがある…こともある、のかも。映画中のトム・クルーズに励まされる。見習って頑張らないと!(※と、いいながら、トムごめん。週末に観る予定だった「ワルキューレ」は疲れてるので延期とした。)…しかし、やっぱり考えてしまった。宇宙からいきなりやって来る侵略者と、自分の内側からながらやはりいきなり発生している悪性新生物と、果たしてどちらが怖いのだろうか、手強いのだろうか…。(トムには病気ものをいつかぜひやってほしいな!)
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- とりあえずまた2年後も、こうして祝えますように。神様仏様宇宙様ご先祖様、お願いします。その間に1度また入りそうなのは、そろそろ覚悟できました。なかったらなかったで祝おう♪とりあえず、仕事クビにならなければいいな(きょうび、法律的にはきっと大丈夫だろうけど、申しわけなくて自主退職なんてことにあならないように…)。
私の体のままの毎日
- 今月は身体&精神が相互作用で弱っているらしい(−▽ー)。情けなや…。
- そんななか、読書に大いに助けられている。
- 趣味では松本清張など。今年は生誕百年。
- (その↑買い足しの場で)ふと手にした文庫本。朝日の連載で見たやつだった!連載はどの話も良かったが、最も印象に残っているのは安積遊歩(あさかゆうほ)さんのところ。これは、私ごときの病気でヘコたれてそうになっているヘタレには大変オススメの本である(そしてたぶん、病気じゃない人にもちゃんと面白いと思う)。個人的には、安積さんの〈女〉らしい鬱積に心底シンクロ。その他、もともと障害のある人ががんになった例なども。
- 作者: 朝日新聞ニッポン人脈記班
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
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- さっそく単著も発注↓。これから芋づる式になっていくだろう。
- 作者: 安積遊歩
- 出版社/メーカー: 太郎次郎社
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- そして検索↓ ブログもあった。
「多様性の宇宙へ」
http://asakayuho.com/
- あと、書き忘れそうになったが(笑)、愛する人や愛する仕事にも大いに救われている。時間を忘れる・忘れたいほど夢中になれることがある幸せ。泣いても笑っても私の人生。秘密も多いが、できることなら大声で自慢したいぐらい面白く暮らしているとも言える。
Oさんの会
- 昨年末に無事手術を終えたOさんのお祝い。
- Oさんご家族&うちの家族で、島田紳助経営のお寿司屋さんに連れて行っていただく。
- 会に行く前は気が進まなかったが(理由:「お姉さんは、最近いかがですか?」と言われて、どうしろと言うのだ。母と事前に相談して、状況を聞かれたら聞かれたで正直に言うことにはしていた)、行ってみて、実際カチンとくるところもあった。まあ、こっちが過敏なせいも多々あるとは思うが。しかし、こっちがフォロー心で、私:「大丈夫よOさんは。私とは違うから、きっとすぐ完治するよ」的なことを言った返事に、おばちゃん:「たしかに。M先生にも『あちらとはだいぶ違うんで』と言われました」とか、言うか普通。本人も言ってすぐ「ハッ!!失言してもた」と思ったかもしれないが。
グレーな日
- 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
- 本年も、少なめになるか(あるいは多めになるか…)もしれませんが、なるべく更新したいという気持はあります。
- どうぞよろしくお願いいたします。
- ここまでの私の日常を手短にご報告しますと、次のとおりです。
-
- 昨年:
- 7〜10月 就職試験
- 同10月 内々定
- 同11月 Oさん(妹友人)手術成功
-
- 今年:
- 1月上旬 採用前健康診断
- 1月下旬 31歳になる
- 本日 K病院
- ということで、本日神戸に行ってきました(高校での非常勤後)。
- 要用としては、「健康診断に再提出する必要書類を取りに行く」兼「定期健診」、だったのですが…。
- 「定期健診」で、『グレー』判定が出てしまいました。
- M先生がエコー画像を見ながら、「ここらへんねえ…まあ、前回と大きさは変わってないけどね…」という態度だったので、すぐに「…再発ですか?」と聞いた。「そうとも言い切れないけど、その可能性があるので経過観察(半年!)やね…」というようなことを言われた。
- よく分からないのでとっさに念を押すと、「とりあえず、ミリ単位なので、何ともいえない」「ガンではないことを先生自身も祈っている、つまり、その可能性が十分にある」とのこと。
- 今回は、あまり覚悟していなかったので、一応ショックだった。
- が。覚悟と言い出せば、一応常にしている部分もあるので、「やっぱり来たな。しかし、ヤな時に…」とは思った。
- 次回もし手術するなら、前ほどはかからない予想で、1週間ぐらいで済むコースらしい。
- ただ、私の場合、もともとかなりリンパ節に転移していたので、これからも何度か起こる可能性がある。多い人で、一生に7、8回の手術。
- 「診断書」の依頼は、このあとにお願いした。
- 以前「手術しました。良好です。」というような内容を書いてもらった。今回、一応「『完治しました』とか、書いていただけませんでしょうか?」と聞いたが、「それはできないんだよね、この病気の場合。嘘は書けないんで。」と言われて、内心ぐさっときた(ま、Mちゃんらしいのでさしたるショックではない)。
- 一通りの検査を経て、1Fのロビーで清算を待つ。はじめはじゃっかんボー然としていたが、しばらくして涙が出た。
- 一番頭をめぐったのは、一昨年の今頃、ある、もともと本命だった学校の非常勤内定を断った件。「こ、今回もそうなったらどうしよう…(><)!!」と思った。
- しかし、すぐに落ち着いた。「ダメになったらまた受かるようにがんばろっか」と思った。そう思うしかないし、理由もなく立ち直った。そして、そのまま帰途に着いた。
- (三宮の古本屋に立ち寄って、『のらくろ』が6冊=6000円で売っていたので、買った)
- 家に着くと、母が「どうやった?」と言うので、一通り説明。
- 今すぐ手術というわけじゃない、ガンではないという可能性もある、と言ったが、言う私も、聞く母も、また少し泣いてしまった。
- しかし、母が「7、8回手術できるってこと聞いて、むしろ安心したわー」と言い出し、私も、そういえばそうだな、と感じる。
- とりあえず、私はピンチには慣れているので、どんなことがあっても、とにかく乗り切っていこうと思っています。まずは今年の一年。