BBS、その他

  • アンテナからリンクしているBBSで、声、反回神経などに関して興味深いコメントがあったので、引用させていただきます。

投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月28日(水)22時27分14秒


 反回神経は声帯を動かす筋肉を支配しています。腕や足を骨折してギプスを長期間していた人がギプスをはずすと、足や腕が(ギプスをする前に比べて)細くなっていることをご存知でしょうか。これはギプスをしていたために筋肉を動かすことが出来ず、筋線維が細くなってしまうのです。この現象を専門用語で「萎縮(いしゅく)」といいます。つまり、筋肉を動かさない=筋肉を支配している神経を使わないと、萎縮して動きが悪くなってしまうのです。
 声帯も同じで、反回神経を使うように努力しないと、声帯を動かす筋肉が萎縮してしまい、より声が出づらくなってしまうのです。ですので、無理のない程度に声を出すことがリハビリになるのです。無理をしてしまうと声帯を痛めてしまいますので、適度に声を出すようにしてみてください。

投稿者:細胞検査士  3月27日(火)20時45分15秒


 反回神経を大きく傷つけていなくても、甲状腺の術後に元どおりの声が出ないと訴える患者さまは少なくないようです。反回神経は気管に入っていく部分で甲状腺に接しており、甲状腺を切除する際にメスやピンセットでちょっとでも触れると反回神経麻痺の症状が出る場合があります。麻痺の程度や回復の程度には差があって一概には言えませんが、完全には元の声に戻らないこともあるようです。しかし年単位の経過で徐々によくなっていくと思いますから、長い目で見守ってください。無理に大きな声を出したり高い声を出すとかえって声帯を痛めてしまいますから、無理のない範囲で声を出す程度のリハビリで大丈夫と思います。

  • 関連して、Googleで検索し見つけたものもリンクさせていただきます。
  • 下にもリンクしてあるので重なりますが、次のHPにも情報があります。

*1:いつも思ってしまうのだが、ちょっとなまめかしい…。