13日目(術後10日目)

  • 朝、廊下で患者さん3人組と少し話す。
    • 3人とも、中〜老年の女性。
    • うちお二人が、同じく手術済み組(ただし正確な病状は聞いていない*1)。私の首(もちろんテープを貼ってある)を見、「若い人は治りが早いわあ」などと言われる*2
    • お一人は、今日午後の手術だそう。緊張した面持ち。「(>▽<)」=3 大丈夫!!」と声にならない声で激励する。
    • しかし、お3方とも、私ののどに穴が開いているということを知り、ちょっと固まる・・・(・▼・)>”
  • 朝食のとき、NHKの子供番組を観る。面白いのでびっくり(・0・)
    • にほんごであそぼ」(朝8:00−8:10)【イチオシ♥♥♥*3
      • 寿限無、早口言葉、子守唄など。
        • コーナーの名前を告げるおおたか静流の歌声がきいてる。センスばつぐん
    • ピタゴラスイッチ」(朝8:10〜8:15)
      • おとうさんスイッチ、ドミノ(画像)など。
    • いないいないばあっ!」(朝8:15〜8:30)
      • 一般出演者(こどもたち)の踊らされているときのうつろな目が等身大でかわいい。
    • おかあさんといっしょ」(朝8:35〜9:00)
      • 「小鳥の歌」は作曲・芥川也寸志
      • 「にらめっこ」の方言差に初めて気づく。
        • 関西弁版「♪笑ろたら負けよ」(←これしか知らなかった)
        • 標準語版「♪笑うと負けよ」(←気恥ずかしくて歌えない!!)
  • 朝の検診。M先生。
    • 今日も付き添いの先生が。何となく傷(特に穴)を見るのに遠慮がち(笑)。
    • 明日残りの抜糸。
  • 今日も耐えかねて日中に氷嚢を借りる。熱も出る。
  • のわりに、日中顔を見に来てくれている父や母には「だいぶ腫れ引いたなあ!」と言われる。
  • どうやら、これまでは腫れすぎて感覚じたいがなかったところ(=触っても分からない・冷やしてもやはり感覚がない)、腫れが引くとともに本来的な痛みの感覚も戻ってきた(=触ると痛い・冷やすと気持ちいい)ということのようだ。
  • 神谷美恵子さんの本に「痛いということは生きていること。つまり、痛いということは幸せ」というような一節がある(引用は不正確*4)。
  • 当時「告知」直後だったので、「痛みを告げず死に至らせる病」として名を馳せるがんの恐怖に、いっそう震えることとなった。
  • なお、この↑引用部は、『らい病患者がその末期に至って、自分の足に釘が刺さっても気づかず「もう終わり」と思った』という話から来ている。
  • この数日、2年前のJR西日本の事故の特集をちらちら観ている。
  • ああいう事故ほど無念なものはないだろう。
  • そのなかでも頑張っている人がいる。(今日の朝日新聞朝刊にもそういう男子学生のお話が出ていたらしい)
  • そういうことを知ると、ちょっと痛いぐらい全然OKという気持ちに、本気でなる。

*1:がん・バセ・橋本のどれかだろうが、おそらく全員がんかな・・・。(理由:皆さん①目が飛び出ていない、②首の腫れもそこまで極端ではない)

*2:同じことを、お医者さんにも看護婦さんにもよく言われているが、自分では熱いし痛いし腫れているし、そうも思わない(>△<)。私から見れば、昨日手術だったというのにその翌朝こうして(点滴を持ち歩きながらも)元気に廊下(談話室)でおしゃべりに興じていらっしゃる皆さんの方が、よほどお元気だ!!個別病状や手術時間の差は大きい。

*3:どうやら観る人は観てる有名番組らしい。何となく名前は知っていたけど、観たことなかった・・・(>△<)ガーン

*4:持ってきてるので確認してみます(^^)>”。